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ユーザー車検の事前準備を終えて、いよいよユーザー車検当日。事前に用意するものを再度確認し、時間に余裕をもって出発しましょう。
当日の流れは『自動車検査インターネット予約システム』で予約した日時を基準に考えます。
ユーザー車検の事前準備についてはこちらの記事をご確認ください。ユーザー車検の費用と事前準備
ユーザー車検の場合、ライトの調整(光軸調整)はテスター屋(予備検査場)に頼むしかありません。
事前に行うこともできますが、走行しているうちにズレてしまう可能性があるので当日がオススメです。そうすると、当日の流れは次のようになります。
- テスター屋で光軸調整
- 運輸支局(通称:陸運局)で受付【書類入手・記入】
- 自動車会館で重量税・検査証紙・検査登録印紙代の支払い
- 自動車会館内の協会で自賠責の更新(加入)
- 運輸支局に戻り書類の確認
- 運輸支局の検査ラインでバイクの検査
- 運輸支局の窓口で新しい車検証とステッカーを受け取る
予約した時間までにテスター屋を終え運輸支局に到着し受付できるようにします。近くのテスター屋が空いているなら予約時間の1時間前から動き出せば予約時間までに間に合うはずです。
それでは具体的に当日の流れを見ていきましょう。
ユーザー車検 当日に持っていくもの
ユーザー車検の事前準備についてはこちらの記事をご確認ください。ユーザー車検の費用と事前準備
簡潔にまとめると次の用意が必要です。
①ユーザー車検当日に支払うお金:20,000円用意 ※私は17,620円で済みました。
②ユーザー車検当日に持っていくもの
- 軽自動車税(継続検査用)納税証明書
- 自動車検査表※車検証
- 軽自動車税(継続検査用)納税証明書
- 現在の自動車損害賠償責任保険証明書※自賠責保険証明書
- (定期点検整備記録簿)※点検整備記録簿※自身で整備行っている場合は無い
- 自動車検査インターネット予約システムの予約番号※ユーザー車検の予約確定メール
運輸支局(陸運局)に行く前に
①テスター屋でライト調整(光軸調整)
予備検査場、通称『テスター屋』は運輸支局の近くにあることが多いので、事前に場所などを確認しておきましょう。
①受付で受けたい予備検査を伝え、料金を支払います。
②バイクに乗って検査ラインに進み、順番を待って検査項目を伝えます。
③スタッフの指示に従いバイクを操作、スタッフが検査機器を見ながらライトの角度など微調整を行い、合格できるよう修正してくれました。
無事終わると、テスター屋の受付は経由せず「そのまま行っていいですよ」と伝えられたので運輸支局へ。
運輸支局(陸運局)でユーザー車検
いよいよユーザー車検本番です。とはいえ運輸支局に到着してすぐ検査コースに並ぶわけではありません。予約していた時間から検査が受けられるように、書類対応や支払いを行います。
②運輸支局で受付【書類入手・記入】
まずは車検側の窓口で「バイクのユーザー車検です」と伝え、ユーザー車検の予約確定メールの予約番号を見せましょう。不慣れな場合や初めての場合は「初めてなので教えてもらえますか?」と言えば、優しく教えてくれますよ。ここで【継続検査申請書】と【自動車重量税納付書】をもらいます。※費用は掛かりません
次に、窓口の付近に設置してある機械【自動車検査自動受付システム】で受付を行います。
受付方法は車検証の下部にあるQRコードを端末で読取るだけで終わります。備え付けのプリンターから【自動車検査票】が排出されますので内容に間違いがないか確認しましょう。
チェックポイント
2023年1月4日より電子車検証の交付が始まりました。小さくなったとはいえQRコードを読み込んで受付をする方法に変わりはないと思いますが、私が実際に見るのはまだ少し先です…^^💦
これでユーザー車検の受付は完了です。
③自動車会館で重量税・検査証紙・検査登録印紙代の支払い
受付が完了したら隣の自動車会館に行きます。ここで重量税の納付と検査代などを支払います。
窓口で「バイクの継続検査です」と伝え、検査証紙・検査登録印紙代を購入します。自動車検査登録印紙(400円)と自動車審査証紙(1300円)は自動車検査表に貼ります。
続けて重量税印紙を購入します。この金額は継続検査を受ける車両の経過年数によって異なります。私のバイクは1999年の18年経過なので5000円でした。
ちなみに「初めてなので教えてください」というスタンスでやり取りしたら、印紙・証紙は貼ってもらえました。
④自動車会館内の協会で自賠責の更新(加入)
検査を受けるには、新しい車検の有効期間をカバーしている自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責)の添付が必須です。
事前に取り扱いのある保険屋で加入することもできますが、自動車会館内でもできるのでまとめて行いました。車検毎の期間に合わせて加入すれば忘れも手間もないので、37ヶ月など長期のほうが割安になるのは分かっていながら24ヶ月分の自動車損害賠償保険証明書にしました。
以上で、検査に必要な書類がすべて揃いました。
⑤運輸支局に戻り書類の確認
検査に必要な書類すべてを揃えたら、再度窓口に行って確認してもらいます。
※私は「初めてでわからない」と言ったので、窓口の方が親切に確認を申し出てくれたのかもしれません。非常に助かります! 次回も「初めて」なのでまたお願いします!
無事書類が揃っており、記入の不備も無いことを確認してもらえたら、バイクに乗って検査ラインに行くよう伝えられます。この検査場ではバイクは一番左のレーンを走行するようです。
⑥運輸支局の検査ラインでバイクの検査
いよいよ車両の検査になります。建物手前の停止線で止まり、検査官に自動車検査表を渡します。
チェックポイント
バイクのユーザー車検の場合は、書類の持ち運びを考える必要があります。
リュックなどのカバンで、さらに書類をクリアファイルやバインダーなどがあると便利!
ここでも「初めて」作戦を使い、検査官に不慣れであることを伝えておくと、検査中も細かく指示やサポートをしてもらえます。検査内容は検査官のサポートがあり難しくないうえ、事前に整備済みなのでここでは割愛します。
検査をすべて終えたら、検査ラインの最後にある総合判定所に自動車検査票を提出します。一度検査ラインの外にバイクを停めてから向かうと、後続を気にしなくて済むのでオススメです。
すべての検査項目が合格なら、自動車検査票の「適合」に押印をもらい返却されます。
⑦運輸支局の窓口で新しい車検証とステッカーを受け取る
検査ラインで「適合」をもらった検査表と用意した書類全てを輸支局の窓口に提出します。あとは新しい車検証とステッカーが出来るのを待つのみです。
「不適合」でも再検査可能「不合格でも再挑戦!」
ユーザー車検の検査ラインで一度にすべての検査に合格すればよいですが「不適合」となる場合もあります。その原因は【操作の仕方】により判定がアウトになったり、車両自体に【不具合箇所】がある場合です。
ですが、「不適合」があっても検査当日なら2回まで無料で検査ラインに戻って再検査を受けることができます。不適合の原因は検査官から教えてもらえますので、不備・不具合を改善して再度検査ラインに並びましょう。
その場で車両の不具合箇所を整備するなら、持ち運べるツールセットがあれば安心。ツーリングでも携行できるので常備しましょう。
3回目以降の再検査は改めて検査手数料を支払う必要があります。また、当日の検査が無理な場合で、15日以内に再検査が受けられそうなら限定自動車検査証の発行を窓口でお願いし再度別日に挑戦することも可能です。
特にユーザー車検に不慣れな場合は、午前の回を予約したり日程に余裕を持つことで手間やお金の負担を抑えることができます。
車検を通す?買い替え?迷う人へ
バイクの状態が悪く古いゆえに新品パーツが販売されておらず、中古パーツも出てこない場合は、車検を通すこと自体が困難であったり、部品や工賃が高額になってしまうケースもあります。そのような場合は買い替えも検討しましょう。今のバイクを買い取ってもらうことで、新しいバイクに乗り換えるのも『バイクに乗り続ける』ためのひとつの方法です。
たとえどんなに状態が悪いバイクとはいえ、愛着のあるバイクを二束三文で買いたたかれては切なくなります。複数の買取業者に見積もりをお願いすることで、買取の条件などよりよい業者を選ぶことができます。
個人売買やフリマサイトなどはトラブルのリスクもあり、何より手間が掛かります。『一括査定』なら複数の業者が無料で査定を行ってくれて、出張査定や画像査定で見積もりを出してくれたりと、忙しいバイクオーナーにはありがたい仕組みです。買取のプロなので売却を決めたあとの買い替えもスムーズに行えるでしょう。
営業電話ラッシュなし!一括査定申し込み【モトメガネバイク買取】ユーザー車検 当日 まとめ
バイクのユーザー車検の当日の流れをまとめてみました。情報量が多くて大変なイメージがまだ拭えないかもしれませんが、サポートが手厚いので初めての方でも本当にすんなり終わってしまいます。
ユーザー車検はバイク屋さんに依頼するより安くあがることは間違いありません。さらに自分でバイクを整備し検査に出して「また2年このバイクに乗れる」と感じると愛着も増します。
ですが車検の検査はあくまで【公道を走る要件を満たしているか】であり、少しでも自分の整備に不安がある場合はプロであるバイク屋さんにお願いするのが良いでしょう。