広告
『サーフィンとヨガの相性が良い』のは広く知られるところです。
その理由は、ヨガによるメンタル(精神)とフィジカル(身体)の調和・強化が、自然を相手にするサーフィンに好影響を与えるためです。
この記事では具体的にヨガがサーフィンにもたらす効果と、サーファーにオススメのヨガポーズ、ヨガの始め方について説明します。
「もっとサーフィンが上手くなりたいからヨガに興味がある」
「サーフィンに効果のあるヨガを知りたい」
と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
ヨガがサーフィンにもたらす効果
メンタルのコントロール、心肺機能、体幹筋力、柔軟性、バランス能力。
これらヨガで得られる効果は、どれもがサーフィンに必要な要素であり、ヨガとサーフィンの相性が良いとわかります。
メンタル(精神)の効果
この記事では大きく扱いませんが、メンタルの効果を得るためには『呼吸』に意識を向けることが欠かせません。
ヨガには様々なポーズがありますが、どれも必ず呼吸とセットであり、『呼吸』は重要な要素です。
ヨガの呼吸でメンタルのリラックスだけでなく、目の前の波に対する集中力を高め、大きい波などに対する恐怖心に立ち向かう強い精神力を鍛えます。
フィジカル(身体)の効果
ヨガがフィジカルに及ぼす効果として、サーフィンの動作に直接リンクする体幹の強化・柔軟性の向上が挙げられます。また、メンタルでも触れた『呼吸』によりフィジカル面では心肺機能の向上もあります。
サーフィンは『波の上』という不安定な状態で体重移動を行うので、体幹を鍛えることでバランス能力と不規則な動きの波に対する対応力が高まります。
また、柔軟性があがる(関節可動域が広がる)ことで、筋力を効率よくボードに伝えることができ、無駄ない滑らかな動きは、スタイリッシュで疲れにくさにも繋がります。
著者が感じるヨガの具体的効果
私は週に1度程度ですが、ヨガのクラスに通っています。
冬の間はサーフィンよりスノーボード、スキーのほうが多くなるので、ヨガをはじめる以前の春のサーフィンは、パドルのきつさと股関節のかたさが気になっていましたが、ヨガを始めてからの春サーフィンは
- ハイシーズン並みにパドルが苦ではない
- 波待ちしてボードを跨いでいる股関節に苦しさがない
といった効果を感じています。
久々のパドリングは肩(三角筋)が悲鳴を上げ、肩甲骨周囲がゴリゴリと音を立てますが、それらが一切なくサーフィンのメインシーズンを開始できるのです。
私が通うヨガのクラスは初心者向けの基礎的ポーズや、少し強度が高いれけどポーズの流れがよくフローを感じるものを選んでいます。
実際にスタジオに通うと女性の数こそ多いものの、私も含め男性が数人参加していますし、そもそも『他と比べず自分らしく』『今の自分と向き合う』ヨガにはまると周りが気にならず、今の自分の状態、出来ることに集中できるのです。
大人サーファーにオススメのヨガポーズ
股関節やパドルで使われる筋肉の柔軟性を獲得し、体幹の強化も行うことが出来ます。続けることできっとサーフィンでの効果を感じるでしょう。
ポイントは『柔軟性や筋力、バランスは人それぞれ』ということ。今の自分が出来る範囲で無理なく継続することが大切です。
個々に説明を入れるので、流れでやりづらいかもしれませんが『太陽礼拝』の動画も参考に、一連の流れで行うヨガの気持ちよさを感じてください。
ダウンドッグ
最初は『チャイルドポーズ』という伏せたリラックスポーズから、お尻を天井に高く持ち上げ、腕と背中をまっすぐに伸ばします。
背中や足のストレッチ効果も高いだけでなく、『肩・背中・足』と全身を大きく動かすため、血液循環を良くし集中力を高める効果が期待できます。
個人的にはこれが最初はつらいポーズでした。
ローランジ
脚を前後に開くことで、後ろに伸ばした脚の股関節の柔軟性が獲得できます。
また、この姿勢はやや不安定な状態になるため、脚の筋力を鍛えることも出来ます。
動画では一連の流れでハイランジ(上体を起こす)までいくため、
紹介する次の『ウォーリアⅡ』に繋げやすいのでオススメ動画です。
ウォーリアⅡ(戦士のポーズ2)
ローランジから上体を起こして、ウォーリアⅡに移行します。
前の足でしっかり床を踏み込んで、後ろの足にも体重をのせるようにするのがポイントです。
リバースウォーリア
ウォーリアⅡのポーズから、前の腕を上げて下の腕を下げます。
安定した下半身の上に、上半身をのせる意識でやると安定しやすいです。
リバースウォーリアまで行ったら、ローランジのポーズに戻り
ダウンドッグから足を入れ替えてウォーリアⅡに流れを作るとよいでしょう。
三日月のポーズ
リバースウォーリアと似た形と思うかもしれませんが、胴体(体幹)でバランスをとるため不安定さは異なります。
骨盤や股関節のゆがみを改善する効果の他に、胴体(体幹)の筋力も鍛えることができます。
太陽礼拝
私がヨガをしていてフローを感じる、気持ちのいい一連の流れのひとつです。
ヨガの代名詞とも言われる太陽礼拝は、是非覚えてほしいですね。
サーフィン前は動的ストレッチがオススメ
ヨガは静的ストレッチに近い動きが多いのですが、運動を始める前の静的ストレッチはパフォーマンスの低下を招く可能性があるのです。
『動的ストレッチ』とは、身体を動かして筋肉を刺激しながら関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチです。
勢いをつけて行うことが多いため、心拍数や体温、代謝を上げることから運動前に適したストレッチと考えられています。
『静的ストレッチ』は、反動や勢いを利用せずゆっくりと筋肉を伸ばします。
ゆっくり行うことで柔軟性の向上や可動域拡大の効果があります。
運動前には動的ストレッチを行い、運動後には静的ストレッチと覚えましょう。
もちろん、メンタルを落ち着かせ集中させる目的で海に入る前の動的ストレッチに、ヨガをいくつか取り入れるのもオススメです。
ヨガを始める 必要な道具と学び方
ヨガといっても様々ありますが、スタジオに通う場合は身体がほぐれやすいホットヨガをオススメします。
ヨガに必要な道具
基本的なヨガに必要な道具は多くありません。
最低限必要なのは次の4つです。
- ヨガマット
- タオル(ハンドタオル) ※シャワー用にバスタオルも
- 飲み物
- 動きやすい服装
ヨガマットはレンタル可能な場合がありますが、買う場合は少し高くても底づきしにくい厚みがあるもの、滑りにくい素材が絶対オススメです。
ヨガにハマったらヨガウェアや小物など、好みで揃えていくとよいでしょう。
ホットヨガに通う場合は、ヨガマットの上に敷くヨガタオル(ヨガラグ)があると、汗で手が滑ることが減るので私には必須アイテムです。
ヨガの学び方
ヨガを学ぶ一般的方法は、独学で本や動画から学ぶ、オンライン、スタジオに通うなど様々あります。
オススメはスタジオに通うこと。スタジオではインストラクターから直接アジャスト(正しく行うための修正)してもらえる点が大きなメリットです。
クラスによっては温度、湿度、アロマの香り、音楽などでリラックスできる非日常のなか、気持ちよくヨガの世界に浸ることができます。
ヨガの体験利用が可能なスタジオがほとんどで、必要なマットなどがレンタル可能でしたり、場合によっては体験利用が無料のキャンペーンもあります。
お住まいの近くにあれば問い合わせると良いでしょう。
より一層ヨガの深みにハマりたい場合は、インストラクター資格取得もオススメです。
まとめ
サーファーのライフスタイルにヨガを取り入れることで、サーフィンへの好影響だけでなく仕事における能力発揮や健康的な日常生活も手にすることができるでしょう。
また、レジェンドサーファーであるジェリー・ロペスのように、歳を重ねても楽しみ挑戦し続ける土台となる『メンタルとフィジカル』をヨガから得られるのは
一度きりの人生を楽しみ続けるためには見逃せないポイントですね。
波が無くても、身体と少しのやる気があればできるヨガ、ぜひあなたのサーフィンライフに取り入れてみてください!
70万人が体験!日本最大級のホットヨガスタジオLAVA