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うっかり紫外線対策を忘れて、赤く日焼けしたことがありませんか?
私は先日、日焼け止めを塗らずに1日中海にいて、顔が赤く日焼けしてしまいました。
ところがサーフトリップ中のことでしたので、しっかりとケアする用意がありません。コンビニで化粧水を購入、不十分ながらもケアしましたが、やはり数日後に皮がむけてきました。
この記事では、日焼けで肌が赤くなってしまった時の対処法をご紹介します。
日焼けで赤くなった肌の治し方
日焼けした肌が赤くなっている状態は、熱をもった『ほてり』がある状態で『痛み』を感じることも。やけどをした状態に近いので、その対処と同じように肌のクールダウンと保湿が重要です。
日焼けした日にするべきアフターケア
まずは基本の3つを実施しましょう。
- 日焼けした肌のアフターケア
- ①日焼けした肌を冷やす
日焼けしたら、できるだけ早く冷やし熱(ほてり)を抑える。
②日焼けした肌が冷えたら保湿する
日焼けした肌のほてりや赤み、痛みが引いてきたら、皮膚を保湿して保護。
③水分やビタミン補給も忘れない
水分とビタミンCは日焼け前にも後にも、肌ケアに欠かせない。
ひどい日焼けの治し方は?
日焼けした肌に『ほてり、赤み、痛み』を感じる場合は、しっかり冷やして熱を抑えます。
熱を抑える方法は、日焼けした箇所に『アイスバッグ』などを当てます。アイスバッグが無ければ『薄い布でくるんだ保冷剤』『冷水で濡らしたタオル』『氷水を入れたビニール袋』などが使えます。
日焼けの範囲が広い場合は、『冷たいシャワーを浴びる』と効率よく冷やせます。 シャワーは勢いを弱めにし、日焼けした箇所を刺激しすぎないように注意します。
日焼けした肌を「どれくらい・いつまで」冷やすか
肌のほてりが落ち着くまで、氷やタオルを変えたりしながら冷やします。
肌を冷やす時間は1回につき15分〜30分程度ですが、冷やし続けると凍傷になる可能性があるため無理はしないようにしましょう。
日焼けした肌が痛い・水ぶくれができた場合
冷やしても痛みが治まらない場合や、日焼け箇所に水ぶくれができてしまった場合は皮膚科を受診しましょう。
サーフトリップ中や土日で受診できない場合、市販薬のロキソニンやバファリンを飲むことで、痛みや炎症が少しはやわらぎます。これらは非ステロイド系の消炎鎮痛薬ですが、ステロイド軟膏を塗る方法もあります。
日焼けは炎症なので強い抗炎症作用を持つステロイド軟膏が効果的とも考えられますが、強すぎるため副作用の心配もあります。決められた用法用量を守り、適量を塗付することが重要です。
「水ぶくれ」が破れたら
皮が破れると雑菌が入る恐れがあり、出来るだけ早く医師の診察が必要な状態です。
水ぶくれの皮は剥がさず、染み出す液体は優しく清潔なガーゼなどで抑えます。ワセリンを塗ったらラップで保護して受診に行きましょう。
日焼けした肌の赤みが治るまでの期間
紫外線を長時間浴びると数時間後に赤く炎症が現れます。炎症は24時間ほどでピークに達します。
日焼けの程度・種類や個人差はありますが、赤みが消えるのにおおよそ2〜3日かかります。
日焼けで皮がむけた場合は「剝がさない」
日焼けした肌が落ち着いてくるとかゆみや皮がむけてくることも。その場合は掻いたり剥がしたりしないようにしましょう。皮がめくれても、ほとんどは時間の経過とともに自然に回復します。
掻いたり無理に剥がすと、余計に症状が悪化したり治るのが遅くまります。また、まだ弱い状態の皮膚が紫外線の影響を受けやすくなることで新しい表皮細胞を傷つけてしまうだけでなく、ターンオーバー(肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み)が乱れると、シミの原因にもなるので注意が必要です。
20代の頃の私は、むけた皮がイヤでシャワーでゴシゴシ洗い落としたせいで、顔や身体のシミを増やしてしまいました。
日焼けした肌の色が戻るまでの期間
日焼けをした後に元の肌の色に戻るまでの期間は、日焼けの種類によって異なります。
個人差もありますが、サンバーンは日焼けから数時間で赤みが現れ2~3日後まで。サンタンは数日後から徐々に黒くなり始め数週間〜数ヶ月で元の肌の色に戻っていきます。
サンバーンとサンタンについては次に説明していきます。
日焼けの種類「サンバーン」と「サンタン」
日焼けの種類に応じてアフターケアは異なります。そもそも日焼けは「サンバーン(sunburn)」と「サンタン(suntan)」の2種類があります。
日焼けをするとまず肌が赤くなり、皮膚が炎症(やけど)を起こした状態『サンバーン』になります。
その後、日焼けの赤身が消失した数日後に現れる炎症後の色素沈着(皮膚が黒くなる)『サンタン』となります。
この日焼けを引き起こす紫外線はおもに2種類あります。
UVAとは
UVAは波長が長く、肌の深いところまで届く紫外線です。肌に急激なダメージは与えないものの、肌の奥まで届くことで弾力やハリに影響を及ぼします。さらに、メラニン色素の生産を促すことで、肌が黒くなるタイプの「日焼け」を引き起こします。
UVBとは
UVBは、波長が短く、肌の浅いところに急激なダメージを与える紫外線です。日焼けによる炎症(サンバーン)と、メラニン色素の沈着(サンタン)を引き起こします。また、メラニン色素の生産を増やすことでシミやそばかすの原因にもなります。
引用:KOSE
日焼け止めに書かれている『PA』はUVA対策、『SPF』はUVB対策と覚えておきましょう。
サンバーンのアフターケア
本記事の前半に書いた内容は、日焼け直後の『サンバーン』の対処法、アフターケアの一部になります。具体的なケア方法も含めて改めて確認しましょう。
- サンバーンのアフターケア
- ①日焼けした肌を冷やす
日焼けしたら、できるだけ早く冷やし熱(ほてり)を抑える。
②日焼けした肌が冷えたら保湿する
日焼けした肌のほてりや赤み、痛みが引いてきたら、皮膚を保湿して保護。
③水分やビタミン補給も忘れない
水分とビタミンCは日焼け前にも後にも、肌ケアに欠かせない。
①日焼けした肌を冷やす
熱を抑える方法は、日焼けした箇所に『アイスバッグ』などを当てます。アイスバッグが無ければ『薄い布でくるんだ保冷剤』『冷水で濡らしたタオル』『氷水を入れたビニール袋』などが使えます。
日焼けの範囲が広い場合は、『冷たいシャワーを浴びる』と効率よく冷やせます。 シャワーは勢いを弱めにし、日焼けした箇所を刺激しすぎないように注意します。
②日焼けした肌が冷えたら保湿する
日焼けした肌のほてりが取れ、肌が冷たく感じるくらいクールダウンできたら保湿に移行します。
化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿しましょう。日焼けした肌は刺激に敏感な状態のため、低刺激な敏感肌用の化粧品を選ぶのがオススメです。
③水分やビタミン補給も忘れない
日焼けをすると肌の水分は失われてしまいます。肌の乾燥は肌トラブルを招きます。また、日焼けするほど日に当たっていたということは体内の水分も足りていない可能性があります。
意識して水分を多めに摂りましょう。利尿作用があるコーヒーやお茶、アルコールではなくミネラルウォーターなどの水から水分を摂るのがオススメです。
さらに、ビタミン類の補給も忘れずに。特にビタミンCは欠かせません。
日焼け前にも後にも「肌ケアにビタミンCがよい」と言われるのには理由があります。言わずもがな美白効果だけでなく、肌の水分量をコントロールするセラミド(細胞間脂質)の合成を促すことで、紫外線のダメージを受けた肌のバリア機能、回復機能を高める効果を持っているからです。
また、ビタミンCにはコラーゲンの生成促進の効果もあり、ハリや弾力を肌に与えるという美肌効果もあるのです。
栄養の摂取は食べ物からが基本ですが、サプリメントも利用して効率よく摂取しましょう。
サンタンのアフターケア
サンタンによる皮膚への色素沈着は、紫外線から身を守るための防御反応なので特に治療の必要はありません。 色素沈着は数週間~数か月続きますが、紫外線を浴びない生活をしていれば、徐々に元の肌色に自然に戻っていきます。
ですが、シミなどの原因となるメラニンが大量に生成されるのを出来るだけ抑えるため、ビタミンCを含むスキンケア化粧品や食品を取り入れましょう。
- サンタンのアフターケア
- ①ビタミンCを含むスキンケアをする。
メラニンの生成を抑えるためビタミンCを含んだ化粧水などを取り入れる
②ビタミンやミネラルを積極的に摂る。
不足するミネラルを補給し、ターンオーバーを促すビタミン類を多く摂取する
①ビタミンCを含むスキンケアをする
メラニンが生成されるのは、日焼け後約72時間(3日後)だといわれています。その間にメラニンの生成を抑えるビタミンCを含んだ化粧水などでスキンケアをすることで、サンタンの程度を和らげることができます。
②ビタミンやミネラルを積極的に摂るインナーケア
サンバーンと同じ内容になるので簡潔に掲載します。
日焼け後は体内のミネラルが不足しているため、水分補給にはミネラルウォーターなどの水で水分を補給します。さらにビタミンCをはじめとするビタミン類を摂取することも大切です。皮膚や粘膜を強く健康に保ち、美白や美肌、肌のバリア機能、回復機能を高める効果が期待できます。
まとめ
「日焼け止めによる予防が一番」とはいえ、やってしまった日焼けは適切なアフターケアでカバーしましょう。
もちろん、アフターケアをどれだけ頑張っても、日焼けをゼロにすることはできません。サーファーに日焼けするなというのは無理がありますが、日頃から意識して日焼け対策を行いましょう。